川西市の『癒しの鍼灸治療院』
〒666-0017 兵庫県川西市火打2丁目11-14-101
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適応症状
肩こり
「肩凝り」とはどういうものか
「肩こり」とは、首から肩や背中にかけて、筋肉のこわばり感や不快感・痛みや重だるさといった症状の総称です。
なぜ「肩凝り」になるのか
主な症状の原因は、大きく分けると「筋肉からくるもの」「精神的なもの」「内臓からくるもの」に分けられます。
「筋肉からくるもの」
仕事や家事等で同じ姿勢をとり続けることにより、主に頭や腕を支える筋肉(特に僧帽筋)の緊張状態が続き、血液の循環が悪くなります。その為、筋肉を動かすために必要な「酸素」や「栄養素」が筋肉のすみずみまで届かず、しかも「疲労物質」を血流に乗せて排除できないため、筋肉の中に溜まりやすくなって、それが「痛み」や「こり感」として感じます。
「精神的なもの」
精神的な緊張(ストレス)からくるものです。「緊張すると肩に力がはいってしまう」というのはその典型です。肩の使い痛みはなくても、ストレス状態が続くと肩に力が入り、血行不良をおこしています。
「内臓からくるもの」
これはなかなか想像しにくいですが、東洋医学では、肉は「脾」、腱は「肝」が主っている考えられています。ですので特に「肝」「脾」に異常があると筋肉やスジ(腱)に痛み、だるさ等が現われるのです。
「肝」や「脾」といっても内臓そのものではなく、「臓腑の働き」が弱くなっていると考えます。
どんな治療をするのか
肩への施術風景 人間の身体は「肉体」と「精神」がともに影響しあい成り立っています。
ですので、当院の鍼灸治療では、全身の働きと自律神経の調整(本治法)と、症状(肩凝り)に対しての治療(標治法)をすることによって症状を改善していきます。
腰痛
「腰痛」とはどういうものか
「腰痛」とは、腰から背中にかけてのだるさ、痛みなどの症状のことを総称して言います。
なぜ「腰痛」になるのか
人間が直立歩行をしている以上、避けることが出来ない症状です。上半身の重みを柱の役割をする背骨や骨盤で支えているため、その周りの筋肉にどうしても負担がかかってしまいます。
特に、中腰の姿勢は腰に大きな負担をかけています。仕事などで中腰にならざるを得ない方は特に注意が必要です。
他にも、内臓の調子の悪さからきているものや、婦人科疾患によっても腰痛は起こりますし、ストレスによる自律神経の乱れから内臓に影響を及ぼし、症状が現われることもあります。。
どんな治療をするのか
腰への施術風景 まず、全身の状態を整え、内臓の働きと自律神経を調整し正常な状態に近づけます(本治法)。と同時に腰や背中の周りの筋肉の緊張を緩め、血行を促し、「疲労物質」を血流に乗せて取り除いていきます(標治法)。
うつ症状
うつ症状とはどういうものか
「うつ病」の人は、気持ちが沈み込んで憂うつになっていることがよくあります。
「憂うつだ」「悲しい」「何の希望もない」「落ち込んでいる」と思い悩んでいる方が非常に多いです。人によってはこうした気持ちを口には出しませんが、とても落ち込んだように見える印象や、憔悴しきった雰囲気から周囲に気づかれることもあります。
こうした症状は午前中にひどく、午後から夕方にかけて改善してくることがよくあります このように憂うつな気分を感じているときには、身体の痛みや倦怠感などの身体の不調が出てきたり、イライラ感が強くなって怒りっぽくなったりすることがあり、それが性格の問題と間違われてうつ症状が気づかれにくいことがありますので注意が必要です。
なぜ「うつ症状」になるのか
「うつ症状」は、脳の働きや能力が低下しているために、様々な精神や身体の症状が起こります。
要素は様々ありますが、1つは脳の神経伝達物質の不足による伝達の不十分さで起るともいわれます。
また、うつ症状をお持ちの方の多くは、中高年で、女性に多いことも考えると、ホルモンの変化との関係も研究がされています。
どんな治療をするのか
全身を調整することで、自律神経のバランスが整いますが、東洋医学では精神的なものを主るのは「心包」という心臓を包み守る膜があるとされ、その機能を高めることによって「安神」作用が働き、症状の改善を図ります。
精神的な症状は、自律神経の乱れが大きく関わっていますので、特に副交感神経を優位にし、気分を落ちつかせる治療がメインとなります。
更年期障害
更年期障害とはどういうものか
更年期障害とは、一般に女性に多く、一言でいえば「ホルモンバランスの乱れ」です。年齢とともにホルモンの減少がおき、体調の乱れがおこります。
なぜ更年期障害が起こるのか
女性は卵子の数が限られており、約28日周期で「排卵しなさい」という命令を出すホルモンが出ます。それに伴って排卵するのですが、卵子が少なくなると、命令を出すホルモンが出ても卵子が出ず、「命令ホルモン」が過剰に出てしまいます。これは卵子が少なくなったことに「命令ホルモン」が気付いていない状態です。
この時期にホルモンのバランスが崩れ、更年期障害の症状(ほてり、のぼせ、イライラ、動悸、頭痛や肩こり)が起こります。
完全に卵子がなくなって(閉経)しばらく経って「命令ホルモン」が卵子がなくなったことに気付くと、「命令ホルモン」が出なくなるので更年期の症状はおさまります。
若年性の更年期障害というのもあります。これは、卵巣自体に問題はない事が多く、「命令ホルモン」の出が悪かったり、「命令ホルモン」の量が少なく、命令しきれないために月経周期の遅れなどが起こるとされ、これも更年期と同じような症状が現われます。
最近は男性の更年期障害もあるといわれるようになってきています。女性に女性ホルモン(エストロゲン)があるように、男性にも男性ホルモン(テストステロン)があり、これが減少することによって更年期の症状が現われるといわれています。男性は疲れの症状として出てくるパターンが多いといわれます。
そして、ストレスをためやすい人が発症しやすいといわれています。
どんな治療をするのか
ホルモンバランスが崩れると自律神経が乱れますので、全身状態を調整し、副交感神経を優位にして、同時に症状に対してアプローチをしていきます。ほてり、のぼせ、肩こりや頭痛などの主訴に応じて治療をしていくことで、症状を楽にしていきます。
坐骨神経痛
「坐骨神経痛」とはどういうものか
坐骨神経痛という言葉はよく使いますが、この名前、実は病名ではないんです。
「坐骨神経(お尻から太ももの裏側を通って、下肢につながる大きな神経)」が筋肉等に圧迫されて、しびれや痛みなどを起す「症状」のことをいいます。
坐骨神経は下肢の運動全般に関わっているので、神経が圧迫されると「歩く」「座る」などの動作時に痛みが出たり、運動の制限につながってしまいます。症状がひどくなると日常生活に支障をきたすことがあります。
なぜ「坐骨神経痛」になるのか
坐骨神経痛が起きる大きな原因としては「椎間板ヘルニア」があげられます。
しかし原因はそれだけではありません。
骨や筋肉、関節、血液循環の異常などが原因となる場合もあります。また、比較的年配の方に多くみられますが、若い方でも発症することはあります。
どんな治療をするのか
当院の鍼灸治療としましては、東洋医学の観点から、坐骨神経に沿った経絡の虚実を調えることで症状の改善をはかります。経験上、足の裏側に痛みが出るタイプ、後ろから横に出るタイプ、後ろから前に出るタイプの3つがありました。それぞれ「足太陽膀胱経(裏)」、「足少陽胆経(横)」、「足陽明胃経(前)」の経絡の虚実を調えます。
それと同時に、周囲の筋肉の緊張を緩和させます。
その結果、神経の圧迫が解かれ、血液循環が改善し、痛みの基となる物質を血流に乗せて体外に排出させます。
余談ではありますが、椎間板ヘルニアに関しては、ヘルニア(軟骨成分が飛び出して神経を圧迫している所)の周囲に鍼治療を施し、貪食細胞が鍼の周囲に集まるのを利用し、ヘルニアを「異物」として身体に認識させて貪食させる。というアプローチをします。
ストレス
ストレスに対しての治療
東洋医学では、病の原因を大きく3つに分けて考えます。
・内因(怒る、喜ぶ、思う、憂う、悲しむ、恐がる、驚く、などの感情の過度の偏りから起こる)
・外因(風、寒、暑、湿、燥、火といった外からの影響によって起こる)
・不内外因(飲食、労倦、房事過多などによって起こる)
病の原因がこのうちの「内因」にある場合も、身体に変調をきたすことがよくあります。
例えば、
・イライラしすぎて肩に力が入り、肩が凝って痛い。
・職場の人間関係などで考えすぎて胃が痛くなる。
・思い悩み過ぎて身体がだる重くなる。
・嫌なことがあって落ち込み、何もしたくなく身体に力が湧いてこない。
など
このような症状を一度は経験されたことがあるのではないでしょうか。
どんな治療をするのか
ストレスを軽減するには何と言ってもリラックスすることが大事です。
当院の鍼灸治療(経絡治療)は、とても細い鍼をごく浅く刺し皮下に留めることによって、自律神経のの中でも身体をリラックスさせる作用を持つ「副交感神経」の働きを優位にし、身体の緊張を緩め、身体と心を「リラックスモード」へと導きます。
心と体は一体ですから、身体がリラックスすると心も落ちつき、同時に身体に起っている症状の改善をはかります。